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渋谷区議会議員選挙の候補者一覧と政策・展望(2019年4月21日投票日)

カテゴリー:ブログ

渋谷区議会議員選挙・渋谷区長選挙の立候補者一覧(2019年4月21日投票日)に対して、候補者の傾向と政策実現への展望を浜田ひろきから見た主観で記述しています。

候補者の並び順は、私、浜田ひろきから見て政治的な傾向が近そうだなあという順でなるべく所属政党・会派ごとにまとめて分かりやすくするように工夫しています。

この記事を書いた意義は、浜田ひろきがそんなに無茶なことを重点政策に掲げているのではなく、区議会の中でも区民のみなさんのもうひと押しで代わりそうなテーマだということを分かってもらうためです。区議会のなかで争点になっている、なっていたことを選挙で問いたいと考えています。

なお、なるべく客観的なデータから判断したいので過去の議会での行動と選挙公報の記載でまとめました。なかには8年前のものもあるので、考え方が変わっている議員もいるかもしれません。そのようにまとめましたので、新人候補者の情報が少ない点はご了承ください。○をつけていないというのはそのテーマの逆を主張しているということではなく、現職ではなかった、単に言及していないだけということもあります。また、同じ党・同じ会派などで主張を推測することもできるかと思います。ただ残念ながら、選挙公報こうしたことに言及している新人候補者が少ないという印象を持っています。

重要課題で態度をはっきりさせることが選挙では求められると思います。

あなたの投票で政治が前に進む、ぜひそのことを浜田ひろきと実感しましょう。

<表の見方>

1.羽田空港新ルート問題で渋谷区上空の低空飛行「撤回」を求めている候補者

「羽田」に○をつけているのは

・2019年3月議会で「羽田空港増便による都心低空飛行計画の撤回を国に求める請願」に署名した議員と同会派の議員

・選挙公報に「撤回」「見直し」を記載している候補者

このテーマについての解説浜田ひろきの主張(渋谷区政へ問う3つの重点テーマ)

2.学校給食費の無償化か公会計化に取り組む候補者

「給食」に○をつけているのは

・2011年3月議会で「学校給食費条例」に賛成した議員

・選挙公報に「学校給食無償化」等の趣旨を記載している候補者

このテーマについての解説浜田ひろきの主張(渋谷区政へ問う3つの重点テーマ)

3.区民税500円値上げに反対した候補者

「区税」に○をつけているのは

・2012年3月議会の「特別区税条例の一部を改正する条例」に反対した議員

このテーマについての解説浜田ひろきの主張(渋谷区政へ問う3つの重点テーマ)

※浜田ひろきの責任で書いています。また、これらのテーマで選挙公報に書いていないが、言及されたい候補者の方がいましたら、この記事の下に追記したいと思います。

候補者氏名 年齢 党派別 羽田 給食 区税
4 浜田 ひろき 41 国民民主党
20 吉田 かよこ 56 立憲民主党
33 はるた 学 48
42 おだ ひろみ 53
43 中田 たかし 29
3 鈴木 けんぽう 44 無所属
16 すがの 茂 71 日本共産党
54 トマ 孝二 68
5 いがらし 千代子 65
13 牛尾 まさみ 61
24 田中 まさや 57
6 おりかさ 裕治 61
7 堀切 ねんじん 50 諸派
25 笹本 由紀子 54 無所属
41 秋元 ひでゆき 50 無所属

(秋元と須田)

 ○
36 すだ ケン 43
1 斎藤 竜一 58 自由民主党
2 ふじい たかお 52
18 木村 まさよし 76
32 斉藤 たかゆき 43
35 下嶋 みちお 67
38 一柳 なおひろ 56
39 丸山 たかし 61
9 かまたに あすり 26
17 青木 いさお 43
29 岡 みちる 40
45 中村 たけし 42
51 松本 翔 33
14 沢島 ひでたか 56 公明党
22 松山 かつゆき 59
23 近藤 じゅん子 51
34 くりや 順彦 62
48 ひさなが 薫 56
8 伊藤 たけし 57 無所属

(笑顔の渋谷)

11 岡田 マリ 51
15 薬丸 よしと 54
27 田中 たくみ 50
44 小柳 まさや 52
47 佐藤 まり 67 無所属
53 小林 タカヒロ 48 無所属
21 佐々木 ひろあき 56 無所属
40 新庄 みすず 58 諸派
28 金子 やすゆき 48 諸派
26 守田 ゆきお 31 諸派
49 橋本 ゆき 26 諸派
10 神薗 まちこ 39 無所属
12 田口 昌志 50 無所属
19 園田 康 57 無所属
30 江上 しんご 63 無所属
31 山岡 やすあき 32 無所属
37 田辺 浩一郎 52 無所属
46 岩崎 けんたろう 27 無所属
50 菊池 あいすけ 65 無所属
52 森田 ゆき 48 無所属
55 川路 利樹 41 無所属

※氏名の先頭の数字は届け出番号

※国政政党以外は諸派と表記

渋谷区議会議員選挙の選挙公報

候補者全員分のダウンロードはこちらです。

https://www.city.shibuya.tokyo.jp/assets/com/000039430.pdf

解説1、羽田空港新ルート問題

国土交通省は羽田空港の国際線を増便し都心上空を低空飛行する新ルートを計画しています。この計画は本町、初台、表参道上空などを通り恵比寿駅付近では600mの高さを飛行機が通過します。多くの区民が落下物・墜落事故の危険リスクや騒音などの影響を受けることになり、不動産価格にも影響があると言われています。2019年3月議会では、区民のみなさんから渋谷区議会へ「羽田空港増便による都心低空飛行計画の撤回を国に求める請願」が出されましたが、渋谷区議会は任期中最後の3月議会で継続審査(実質廃案)にして明確な結論を出しませんでした。(代わりに、「撤回」を除いた形の意見書を全会一致で決定しています。)区民の安全を守るためにはさらに強い姿勢で区議会が「撤回」の意志表示をすることが必要です。
今まで、渋谷区議会で任期中最後の議会で請願を継続審査(実質廃案ということです)にしたことは極めてまれでした。選挙で区民のみなさんに選択していただくために、はっきりした結論を出すことが求められていたと考えます。党利党略や批判逃れで曖昧な態度を取ることは許されません。
小池都知事はこの新ルート計画を推進し、現区長も同調していると考えられますが、計画の実施には住民の理解が重要な要素となるため、区議会で声を上げていくことが求められます。

浜田ひろきもこの請願に一区民として賛同し署名しています。また、議会の提出のために、この請願に署名したのは、立憲民主党、共産党、「秋元と須田」と無所属議員です。これらの会派の議員を合計すると現職の議員では、11名です。また選挙公報で「撤回」の意思を表明している候補者もいます。
34名の定数の渋谷区議会でこの請願が可決されるためにはもうひと押しです

解説2、学校給食の無償化

すべての子どもに学ぶ機会を保証し、主体的に進路が選択できるように教育の負担ゼロが必要です。まずは学校給食費の無償化です。
浜田ひろきは2010年、2011年に渋谷区議会に「学校給食条例」を提案し公会計化を主張しています。(このときは民主党(当時)、共産党などが賛成しました。)公会計化からさらに無償化を主張しています。

この問題も、当時、現職でなかった議員や各種選挙の際に賛同している議員もいますので、(現職では10数名だと思われます。)もうひと押しです

解説3、区民税の減税

2014年から2023年までの間の特例で、防災のための施策に要する費用の財源を確保する名目で都民税と区民税(均等割)が合わせて年間1,000円値上げされています。2012年にこの値上げの条例改正の際には賛成16、反対15(当時の民主党、共産党など)とわずかな差でした。
しかし、この特例が終了した後も、国では名目を変えて同様の税率を維持される法律が制定されてしまいました。「防災のため」という理由も十分な説明は果たされていません。
渋谷区の財政は、基金の積み立てがおよそ900億円と年間予算に匹敵する額になっています。ムダをなくし、行財政改革をしっかり行って、その成果を区民税減税に向けるべきです。国が決めた標準税率よりも減税を行っている名古屋市の例もあります。
所得割と均等割とでは減税の意味合いが異なり、さらなる議論は必要ですが、まずは説明が十分に果たされていない特例の税率を引き下げることが必要です。こうした姿勢の議員が多数派になるためには、もうひと押しです。

渋谷区議会は大きく3つの勢力に分かれつつある

ホントは一人ひとりの候補者の政策をよく読んで、コミュニケーションをしっかり取ってほしいと思っていますが、あえて大まかな情勢分析をすると、今の渋谷区議会は大きく3つの勢力に分かれつつあります。
今の渋谷区議会の勢力をあえて3つの勢力・極に分けると、重なり合う部分もありますが「国政与党」「区長与党」「それ以外」という見方ができると思います。浜田ひろきは、「それ以外」です。ここではしっくりした呼び方がないので「区民の味方」と呼ぶことにします。現区長の政策ビラでは、公明党と無所属の議員の会派(笑顔の渋谷)などの議員が名を連ねました(自民党が入らなかったところがポイントだと思います)。「区民の味方」「国政与党」「区長与党」に三分される傾向です。(これは私の主観ですが、上の表はそういう意味で配列しています。)

無所属化、区長与党化の傾向が強まっていることには、浜田ひろきは危機感を感じています。区議会の大事な機能である区長のチェックが果たされないからです。浜田ひろきも区長の政策の大半については評価をしていますが(この選挙で支持するという意味ではありません)、区議会議員は、区民のみなさんに代わって区長の監視役をつとめなければなりません。区長との距離の近さをアピールする議員もいますが、区民との距離の近さが議員の命です。

そしてさらに「区民の味方」の勢力がこの選挙で勝利し、議会が主導して政策を立案する区政を取り戻さなければならないと、浜田ひろきは考えています。

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